それでは、母パピであるあずきの出産に関するお話を少々。
どうしてもあずきの子供を欲しく思って、散歩に出るたびに良いお婿さん候補は居ないかなと物色を続けていましたが、所詮同じような散歩コースでは同じようなワンコにしか出会いませんから、なかなか難しかったです。
お世話になっている動物病院の院長さんにも話をして、若くてかわいい男の子のパピヨンが居たら紹介お願いします、と頑張って待ってみましたが、良さそうな子が居ても、既に去勢してしまっているというパターンばかりで、なかなかお婿さん探しは難航しました。
若いうちに出産をさせたかったと言うこともあって、結局はいくつかのペットショップを回って、ブリーダーさんのパピヨンちゃんとめでたくゴールインとなりました。
種付け料と言うのでしょうか、相手は商売ですから当然費用が発生した訳ですが、いくつか聞いてみた中で比較的安い業者さんにお願いしたものの、結構な金額。
しかも、赤ちゃんが出来るかどうかは保証の限りではありませんから、かなりの掛けの気分でした。
一応、1回目でダメだった場合は次の排卵の時期にもう一度、という条件はついていますが、それでも確実ではありませんからね。
幸いなことに、あずきは1回目でめでたく妊娠となりました。
私たち家族にとっては、人間の妊娠・出産の経験はありますが、犬の妊娠・出産というのは初めての経験です。
とにかく、教えられた通りに動物病院で妊娠の確認をしてもらい、順調にあずきのお腹はパンパンに膨れてきます。
それまでは、あずきもパピヨンらしく元気いっぱいで、ちょっとガサガサし過ぎの感じでしたが、身重になってからは、少しずつがさつなところが消えていき、また、母親らしく落ち着いた雰囲気さえ漂うようになってきました。
そして運命の日。
事前の知識として、出産間際になると体温が少し下がると聞いていました。
前の日の夜にあずきを抱き上げたとき、いつもの暖かさから、少し体温が下がっていると感じた私は、「これは今晩か明日の朝には生まれるぞ」と確信していました。
案の定、家族が起き出してくるちょうど7時頃、洗面所の床で「うんちの体勢」に入ったあずきを見て、「わわっ、こんなところで!!」と慌てて抱きかかえ、あらかじめ用意していた出産箱(ただの段ボール箱に新聞紙を敷いて、更に新聞紙を太めに裂いて入れてあるだけですが)へ連れて行きました。
・・・その3へ続く |